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Last UP Date: 2007年12月30日

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月刊プチ通信 2008年1月号

おめでとうございます

〜平成20年いらっしゃい。〜

みなさん明けましておめでとうございます!!
と言いながら、実はまだ明けてないんです。
今年は“仕事を持ち越さない!”と言う事で、平成19年12月30日にこれを書いてる訳です。 ま、小難しい事を感がえずにやれば良いんですが、僕はどうも年明け前に年が明けた事を前提に何かを行動すると言うのが難しいんです。
だから、書こうと思ったものの、何を書けばいいやら・・・・と言ったところでして、思い浮かぶのはやはり19年の反省や思い出ばかり。 こんな僕はまだ年賀状も書いてないんですね。 年賀状は元日の恒例行事となってしまっています・・・。 三が日には届かないですが、めでたいリアルな気持ちが込められてると言う事でご勘弁を。

というわけで年末年始関係の無い話を少し。 少し前の話ですが、デジタルスタジアムアワード(デジスタアワード2007)と言うのがBSで生放送されてました。 これは、デジタル技術を利用した新しい形の表現を発表、競い合うデジタルスタジアムと言う番組の1年の締めくくりのようなもので、 年間を通して優秀だった作品がノミネートされ、その中からグランプリを決めるものです。
3部門あるのですが、生放送の利点を活かして、視聴者も審査に参加する事ができます。 僕は常日頃から“売れる作品と評価される(コンペなどで入選、入賞など)作品の違い”を感じています。 もちろん売れる作品は何らかの評価は受けてる場合も多いし、評価される作品もある程度は売れるのだと思いますが。

例えば現代美術で言えば、村上隆や奈良美智、会田誠なんかは売れてるけど、会田誠なんかは自身で“大きなコンペには引っかかる程度だった”と明かし、 また、“ウンともスンとも言われなかった作品が、一端売れ出すと驚くような金額で飛ぶように売れていく”事に違和感を感じているような事を画集に掲載していたくらい。
村上隆や奈良美智も逆輸入的で、村上隆は日本での自分の扱われ方を前提にしつつ、それは日本の美術界の遅や未熟さの結果と捉えて、ぶっちゃけると嫌われつつも日本美術界の反映に注力してる。

で、デジスタアワードでは審査の過程も放送されるんですが、これが面白い。
一番最初に視聴者の投票結果が出るんですが、視聴者の選ぶものはとてもPOPで軽い感じ。 そして判りやすく、概ね丁寧な仕事(仕事量や技術力の高さが想像できる物)をしてるものが選ばれる。 僕も部門によっては視聴者投票1位の作品が好きなものもあったけど、審査員は違うの。
例えば、「僕はこの作品が気に入ってるんだけど、この手法はこの世界では昔からあったのか?」 と言う質問が飛ぶんです。 まぁ当然かもしれませんが。 そして、僕もちょっと好きだったその作品は選ばれませんでした。 これが意味する事って言うのは、一般には広く知れ渡っていない表現でも、“その世界”で先人がいたら“その世界”では評価され無いってことです。 これも当然かも知れませんが、こういうロジックが至る所にあるんでしょう。

専門ってのは、深くなればなるほど、世間や専門外との距離があくわけです。 だから専門家が審査する場合の結果と、一般視聴者の結果が一致しにくいんでしょうね。
“審査する”“選ぶ”と言う責任上、評価ポイントや選んだ理由に説明を付けるために、そういった先駆者的な部分に拘るのも判るけれど、 技術は既存でも表現内容が良ければそれは審査員としての特権で、“感覚”を信じても良いんじゃないかと思うのよね。

村上隆が言い出したのかな・・・美術作品において“文脈”と言うのが重要だと彼が言ってて、最近その言葉を良く美術雑誌上で見かけるけど、ちょっとその言葉の使われ方にも危機感を感じてます。 たぶん村上隆の言いたかった文脈とは解釈がずれて使ってる人も多そうだと・・・。

年末、落ち着かないですね。
文章もまとまらないで、申し訳ない。。。

スティービーワンダーのKiss Lonely Goodbyeは名曲だわ〜♪

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