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Last UP Date: 2008年5月31日

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月刊プチ通信 2008年6月号

個展を開くまでの手順vol.3

〜展示プランの決定編〜

さて、1ヶ月、僕の個展の為にお休みを頂いたので、1ヶ月振りのプチ通信です。
今回は前回の宣言通り“展示プランの決定”を見て行きましょう。 僕の個展の感想や報告は最新号の“プチ通信7月号”にて行っていますので、そちらをご覧下さい。

今回、僕も展示を行ってきた訳ですが、搬入以外のセッティングだけに掛かった時間は、なんと8時間です。 それも、決してモタモタして居た訳ではありません。 しかも、事前に綿密に展示プランを考えていたにも関わらずです。
事前の展示プランの決定の仕方として、僕は会場と作品の写真のようなミニチュアを制作します。 ここでは大きな空間全体を確認するので、作品は何となく大きさや色味が判る程度に再現し、空間(ギャラリー)を正確な縮尺で作ることを心がけましょう。
そして、作品をまずは思ったように配置してみる。 そこから、自分の感覚で足りなそうなら作品を足し、見難い様であれば作品を減らしたりして見ましょう。 もちろん導線を考えたりする事も大切ですし、実際の目線を確認する事も大事です。

ここで問題なのは、多くのギャラリーは天井が高いんですが、上から見下ろしていると、どうしても作品が小さく見えたり、壁の白い面が多くて気になったりします。 ですので、人間の縮尺も用意したり、時にはデジカメ(携帯のカメラ機能)などを使って、視線を確認してみましょう。
僕の場合は小さい立体作品が多くて、壁の白い面が気になる事が判ります。 ですので、壁を演出する為に、壁作品を事前に用意できました。 例えばこんな小さな事ですが、僕の場合は作品は立体のオリジナルそのものと思っていますので、今回展示した壁の作品は、事前に縮尺模型で確認していなければ、用意しなかったでしょう。

このように、縮尺模型で事前に展示空間をリアルに確認する作業は、想像の範疇を超えて空間を確認でき、空間に足りないものや多すぎるマテリアルを追求する事ができます。
しかし、実際は作品を会場に設置してみると、小さなミニチュアとはだいぶ印象が違います。 そこで、ついついセッティングプランを変更してみたい衝動に駆られて、それで色々と動かしている内に8時間が経ってしまったわけです。
もちろん手伝ってくれる人が居たりすると変わってきますが、問題は空間は作品と一緒で、どれだけ計画通り綿密に運んだとしても、当日、或いは直前になって変更したくなると言うことです。 その時に十分対処できるように、事前にしっかり想像と実験をしておく必要があるのです。 今回の僕の場合も、かなり時間は掛かりましたが、事前準備のお陰で、満足の行く配置を実現したと思います。

さて、ざっと空間に作品を配置すると言う事に関して見てきましたが、皆さんも自分の作品がギャラリーに展示される様子が想像できましたか?

次回(8月予定)は展覧会の宣伝に関して、プレス資料とDM(ダイレクトメール)に関して見て行きましょう。

プチ通信イメージ
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