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Last UP Date: 2006年1月31日

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月刊プチ通信 2006年2月号

この時代だからこそ発信するメッセージ

歪む世の中で我々ができる事

今、世の中(日本国内)は過去に無いほど混乱をきたし、また、過去の負の清算を迫られているように感じる。
東証のシステムはライブドア1社に右往左往され、株で損した人々は一様に「堀江社長に損した分を返して欲しい!!」 と言う。 一連の耐震偽造問題で出るは出るは耐震偽造物件。証人喚問での的を射ない質問ばかりの自民党。そしてその自民党に向けられる疑惑の数々。

ここ数ヶ月で「まさか!!」と言う思いをした人々は多かったのではないだろうか。 “絶対”と心のどこかで信じていたものが崩壊した。そんな数ヶ月であったと思う。

様々な問題や場面で“二極化”或いは“一極集中化”が進んでいる事には多くの危険が潜む。
僕は教育について常々“全方向的可能性”と言う言葉を使用しているが、これは何も子どもばかりでは無く、 全ての事象に当てはまると考えている。

一極、或いは二極集中型の世の中になった原因の一つにメディアの責任が問われる場面を最近よく見聞きする。 確かにこれは一理あると思う。タイアップ無しではヒットを飛ばさなかっただろう音楽が、アニメ、ドラマ、CMとのタイアップ効果でメガヒットとなり、 芸能人が描いた絵画はその芸能人の知名度に比例して売れていく。
この意見には多少なりとも負け犬の遠吠え的要素も含まれているかも知れないが、最近ではテレビでも舞台でもお目にかかれない女優が未来ある若い才能を押しのけて、 バカンス地に演技の勉強と称して国の税金を使って行く様な事があるのだから、悲観的になるのもしょうがない。

さて、話を戻して・・・。
このメディア問題だが、メディアの代表格のテレビが危険なものである事は、クロンカイトが当の昔に示唆している。 “アメリカで最も信頼される人物”と称されたジャーナリストのクロンカイト曰く「テレビには時間的規制があり、複雑な問題は伝えきれない。 キャッチフレーズの上手い政治家が政権を取りかねない。」と言っている。そう・・・・もうお分かりだろう。

資本主義、物欲、金欲、名誉欲・・・。 信じて疑わなかったものに裏切られたバブル崩壊後、“嘘とごまかしをいかにバレずに実行するか”が成功の鍵となる。 そして、そういう人物なり団体は少なからず清潔感のアピールの為、政治やメディアを利用する。
結果、メディアの情報を疑わない人間が損をする。彼らは“疑えと言うのが難しいほど巧妙な手段”でやってくるので、 損をした人間はホントに“ついてない”と言ったところだろう。

そのように世間が慌てふためく時代をいつも人事のように見ていられた人種がいる。アーティスト(表現者)である。
時には後ろ指差されながらも、自分の思想、思考、技術だけを信じて生きている。 成功と言うレベルに達した作家でも6畳一間に住み続けるケースもある。 資本主義や物欲、金欲、名誉欲とは無縁の、そんなものを信じようとも欲しいとも思わないで生きている人間が少ないながら存在するのである。

資本主義、物欲、金欲、名誉欲、メディアの情報・・・これらを信じて進んできた道が、今音を立てて崩壊しているのである。 そんな時こそ、今までの目線では視界に入らなかったものに視線を向けてみてはどうだろうか。
考えられる最善の方向で進んできた結果が現在なら、今までの世の中、今までの自分とは全く異なる価値観や感覚で生きている人間や世界と接する事で、 何か良い考えが見つかりはしないだろうか。
僕も含め、世の中の役に立ちたいと思っている作家は多い。しかし、方法が解らないのである。
その方法が何なのか。一緒に考えてはいただけないものだろうか。

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