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Last UP Date: 2006年4月30日

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月刊プチ通信 2006年5月号

アトリエ活用法の可能性と勧め

開校1年を迎え、新たな可能性

Art-Studio Petite-Poupeeもこの4月で開校して1年が経った。

僕の専門は彫刻で、その中でも人体を中心に制作していて、人形的な要素も多いことから“人形教室”としての色が強い。
しかし、僕個人としては、パソコンやデッサン、受験準備なども同レベルで捉えている。

1年経った今、生徒は圧倒的に人形が多い。生徒はここ1年で25名に入会していただいた。内、子どもが7名。大人が18名だ。
大人18名の内、14名が人形を制作しているのである。しかし、他の4名は人形ではない。

アトリエ設立の目的としては、当然創作活動の楽しさを伝えたいと言う事はあったが、 それ以外にもあらゆる活動をしている人が、その幅を広げる為のコミュニティーとしての機能も持たせたいと考えていた。
今年に入って、そう言った意味でアトリエが充実してきたように思う。

パソコンの生徒の一人は定年後に自分の考えをまとめて書き留めて置くためにワードを勉強したり、 趣味の為にBlog(日記形式の簡易ホームページ)を立ち上げ、勉強している。
デッサンでは、デザイン業界でデザイナーとして仕事して来た方が、キャリアアップの為に描きに来て、無事転職を果たした。

他にはデザイン関係の専門学校を卒業したが、なお向上しようと基礎からやり直すつもりでデッサンを習いに来る方や、 美術系大学のデザインを受験しようとしているが、数あるデザインコースの中のどのデザインに進んで良いかを見極める為に、 美術予備校の前段階として通っている方などがいる。

前述のように、アトリエで指導するものに順位をつけるようなつもりは無いが、 このように、2次的な要因としてアトリエや僕の技術が生かされると言うのは社会の流れとしてもとても有益だと考える。
と言うのは、専門性が強くなればなるほど、世界は深く、狭くなる。
深くなる事は大歓迎だが、狭くなると言う事は歓迎できない。

僕らなどは狭い世界の典型だろう。一人でアトリエに篭って制作をする。アトリエと言う空間は一人、または少人数に限る。
そうして社会とは隔離された状況を自分から作り出してしまいがちなのである。

僕はそうならないように専門外の絵画や陶芸を習いに行ったりしている。
そうやって外に出ると、企業の経営者や、自営業者、主婦や学生など、様々な人々と接する事ができる。
恐らく、創作活動をメインワークとしていない方々などは、アトリエに来て制作する事によって世界が広がったりしている可能性もあると思う。 と言うかそうであって欲しいと願う。

しかし、元々創作活動をメインワークとしてる方は、アトリエに来て制作するだけではなかなか世界が広がらないのだが、 ここ数ヶ月の間に入会した多方面で活動する方と触れ合う事で、世界が広がる可能性は大きい。

今はまだ生徒同士の交流の場が少ないのが現状だが、 自分とは違った活動(これは創作活動に限らずあらゆる専門性で、そこには主婦業も含まれる) をしている人と交流を持つ事によって生まれるそれぞれの可能性や刺激は生活を豊かにするのではないだろうか。

僕はそういった可能性や刺激という目に見えないものも提供して行くべく、 創作活動やコミュニティーが生み出せるあらゆる可能性について模索し紹介していきたいと思う。

そして前述のような可能性や刺激を求める人々のコミュニティーの場としても成立するようなアトリエを形成したいと思う。

プチ通信イメージ
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